2022.12.13
この頃の電子楽器、驚きの進化について!の3 Casio px-s1100 音出し検証

CASIO Privia px-s1100RE 色々試してます。
正直、そのまま音を出した時は、こんなものかと少々落胆。
ところがブルートゥースと繋いでiPad内のアプリで音色や効果など設定できるようなっているので試してみました。
此の楽器、アプリと繋いで弾くと全く別物に変身するのです。
中でもアコースティックシュミレーターとして5つの項目があり其々少しだけ有効にして試しました。
音色をジャズピアノに設定、鍵盤のタッチも5段階で設定できるようになっていたので軽めに設定。エフェクトの項目のホールシュミレーターを設定などなど、細かく設定してみました。
いや〜気持ちの良い音、感激です!
音が良く、切れも良くてまるでアコースティック楽器のように響きます。
本当、今まで味わった事のない不思議な感覚。
演奏、多少間違えても、とても上手くなったような気になります。
専用ソフトに無線で繋がるとまるで別の楽器に変身するのです。
ソフト自体は解りやすく5段階表示ですが、アプリの項目毎に音出しして耳で確認しながら操作を覚えるのは大変。最初だけですが一旦、気に入った設定にしておくと同じ設定は保たれます。其れでもブルートゥース接続が切れると途端にボソボソした音に戻ります。
タブレットから出すmusicも楽器自体が拾ってくれるので、簡単に音を被せて弾くことも可能。
実は此れ、鍵盤楽器としては楽器店の中では安物の部類。
楽器と言うより電子アコースティック音シュミレーターとでも言うべきか。
其れでも予想以上の大ヒットです。
楽器メーカーのカワイやヤマハ等と比べると見下してた計算機メーカーカシオの商品。
しかしカシオの参入で電子楽器自体に革命を起こしてるかも知れません。レスポンスさえ良ければどの業界からとか関係無いですね。
サンプリングからもたらされ出る音、所詮スピーカー経由するのだけど、アコースティックの微妙な響き音や楽器内での共鳴音までがサンプリングされ、デジタルとは言え、究極まで生に近い音を再現。
シュールレアリズム的な音の再現でしょうか。音の響きの細部が気持ちい程に再現されてるので、シュールな世界かも知れません。違和感は全くありません。
という事で、音出し動画もアップてみます。
the Christmas song 即興ですので躊躇ったり間違えたりですが、音の響きはちゃんと捉えてます。

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