2016.02.06
高齢者施設特集原稿「バリヤフリーなんか要らない」

高齢者もスタッフも元気になれる魔法の施設は、長崎街道佐賀宿の伊勢町に建つ。
歴史的景観を引継ぐこの建物は昨年9月にオープンした。
この施設のコンセプトは「バリヤフリーなんか要らない!」なのである。
バリヤフリーは高齢者の運動機能を消滅させてしまい、リクライニングベットと
車椅子での毎日の生活は寝たきり状態、要介護5への近道となる。

この施設の建築中に行って頂いた、漆喰壁塗りワークショップ。
既存施設利用者の皆さんにも参加して頂いた。楽しそうでこちらも嬉しくなる。

長崎街道沿いにコミュニテイオープンカフェを持つこの施設では、
当初、元気の無かった人も元気になれる。その反面
利用者の要介護度はどんどん下がり、施設の介護保険収入もどんどん落ちていく。
こんな自虐的経営を支えているのは、多勢のスタッフと利用者の家族やその知人達の
施設への絶大なる信用と感謝の気持ちなのであろう。
スタッフも利用者もここでは皆んなが家族なのである。
だから元気になると皆んなが喜ぶ仕組が出来上がっている。
施設完成時にはほぼ満室、一年も経たない今でも入居希望者は後を絶たない状況。
こんな魔法のような施設に関われた事に感謝。
追伸、ご安心下さい。本ちゃん原稿の内容とは違えてます。こっちの表現が良かったかなぁ(ー ー;)

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