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2014.05.08 個人の責任と組織の責任
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写真は武雄法務局前の公園。写真とは関係ないのですが、私の当番だった今朝の朝礼スピーチ内容です。

先日ニュースで大手旅行代理店の30代職員が、修学旅行バスの手配を忘れ旅行のキャンセルを促すため、生徒を装いキャンセルしないと自殺すると学校へ手紙を送った事について話した。

昔ISOのマニュアル作成した際、責任ある立場で仕事に携わっている私達にとって最も必要なのは、失敗しない事より失敗した際のフォローアップシステム確立であると実感した事がある。

人はどんなに賢明に業務をしていても思わぬ失敗は付き物だ。何が起こるか解らない。仮に失敗した時に組織内で、その失敗について早期のうちに上司や同僚に話せない雰囲気の組織であれば、担当者はその失敗を隠蔽しようと躍起になる。しかし隠蔽が後になって明るみになれば、組織は消滅するほどの取り返しのつかない制裁を受けることになる。だから個々の失敗を早期に発見し組織全体でフォローアップする体制は組織には絶対必要である。失敗事例は組織業務改善の重要なツールなのである。

韓国の大型船沈没の事件も、乗船客を残し船長が真っ先に脱出したなど、普通では考えられない事。
最近の日本も韓国も同じで仕事に対する責任感が無さ過ぎる。終身雇用が無くなり、派遣されて一時しのぎで仕事をしようとする感覚なのかも知れない。

個人プレー感覚で仕事に取組むのは構わないが、仕事に対する責任の無さが大きな事件の切っ掛けになる。何れも個人の責任は重大であろうが、そういう風に仕向けた、会社や組織の責任が最も大きいのでは無いだろうか。

知人の見解。「普通、そんな大口の修学旅行契約だったら直属の係長や課長くらいへの手配報告決裁書類くらい回すだろう^^;担当者一人に任せっきりは考えられない!強いて言うなら、そいつの奇想天外な企画力と行動力は凄い。普通そんなこと考えないし、行動もしないだろう。そんな能力有るから大手旅行代理店に入れたんだね!」

この事件にはいろんな見解は有るものの、我々の仕事は失敗を恐れず良い結果を残すこと!
最後は組織が守るから、責任を果たすのが貴方がたの仕事である。みんなで支え合いながら困難は乗り切ろう!

今日のスピーチでした^^;

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