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2023.09.03 ダンボール工作から〜!
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或る切掛で身近に有る素材、ダンボールを利用して何かを作ろうと言うのを本気でやってみた。

あまりに本気モードになり過ぎ、のめり込んでしまい、もしかしてダンボールを使った技術で特許が取れるかもと妄想に近い事まで考えるようになった。

オフィスの近くに偶々、県の工業試験場の建物があり、そこに知財課と言う部署があったので相談してみた。
運良く其処の指導員さん達は、とても優しい方々ばかりだったので頭ごなしに笑って済ませることも無く、無謀とも思える特許取得についても真面目に聞いて頂き、弁理士の先生を呼んで面談での相談まで応じて頂いた。

此れは特許の可能性がある、とか此方が望んでいた言葉は最後まで聞けなかったものの、一体何の、どの部分のどの技術が先進的で新しい技術なのか?その技術により、これまでの技術がどのように劇的に変わるのか?などなど特許に必要な請求に関する事項など学ぶ事が出来た事、それだけでも此方にとって収穫は大きいものでした。

それから技術と思われる一つ一つの方法を分類し記す事で、何が今まで無かったのか、どうする事が新しい技術に繋がるかと分析する事になり、そして工業技術系の弁理士さんを探し御協力を頂いた。

執念と言うのは、恐ろしいもので、パネルを折曲げるだけでの壁式トラス構造による組立式家具の特許実現化に寄与してくれた。当初の薄っぺらな感覚で特許いけるかも!と思ってから半年後、特許取得する事が叶った。

其れから8年程の月日が経過した今もダンボールと対話している。

これは、段ボールが強くなり自分で立ち上がり、段ボール同士が手を繋ぐことで新たな空間を形成する、ダンボールによるシステム建材開発を行ってる所です。

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現在では、シール材や防水材等の塗膜材料は劇的に進化している。
環境に優しく、軽くて人にも優しいリサイクル紙材のダンボールは強度を持ち始め、自由に素材同士が繋がる事が出来れば、「空飛ぶ空間」の実現化も夢では無いように思えるのです。

今は、もっと身近な所で、軽くて簡単に組立可能な自由空間を構築中。上手く行けば年内に公的な場所でお披露目出来るかも知れません。


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