2013.11.30
歴史的建造物の保存


歴史的建造物の保存は難しい!
大規模に改修再生しようとすると建築基準法の壁がたちはだかる。
基礎の問題から壁量や構造金物の問題等、現在の構造基準は伝統的建築物にはそぐわないものばかりである。
今時の建物は40年も持続できないものが殆ど、しかし下の写真の建物は300年もの間存在している。
現在の法規に合わせ、金物で補強したり叩きの土間をコンクリートにしたり、基礎を柱と直結したりするとこれらの建物の寿命は極端に落ちるだろう!
何れにしても建築法律は変わる続けている。
300年以上も存在している建物であれば、法律が建物を傷付けなくなる時まで、少しの間我慢すれば良い。
最低限、雨漏りを無くし風を入れ替え、管理修繕し維持すれば良い。
そのうち社会全体が歴史的建造物に対し敬意を持って優しく接してくれる時代が来るまでの間!

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