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2008.02.13 建築を計画する際の留意点
案外、住宅を計画する際、何処に相談してどう進めれば良いのか良く解らない。と言った悩みは多いようです。「家賃や駐車場代にお金を払い続けるより、いっそう住宅を考えてみようか!」または「子供達が独立し、30年以上前に建てた広い古い住宅をリフォームしもっと狭くて快適な空間で、好きな花、絵や音楽に囲まれて自分の為に人生を過ごしたい」と思い立ったとします。そうして何処に相談しようか悩んだ末に以下の選択があるのでしょう。

・ハウスメーカーの住宅展示場へ足を運ぶ。
・地元の工務店、住宅実績の多い建設会社へ相談する。
・知合いの設計事務所へ相談する。
・知合いの大工さん、左官さん、電気・機械設備屋さん等、工事に携る人に相談する。
・土地を紹介してもらった不動産屋さんに相談する。

相談の持って行き先によっては、将来の人生設計を誤ってしまうリスクがあると思うと、何となく躊躇してしまいます。当然の事ですが建物を建てることは、多くの人にとって人生で最も大きな買い物になるでしょう。例え失敗しても、人生の殆どをその失敗にコストを払うことに費やす結果になります。
○限られた資金計画の中でどれくらいの建物が可能なのかが心配。
○自分達のライフスタイルの在り方、建物のイメージをどうやって伝えるか解らない。
○その建物実現の為にコストがどれほど掛るのか解らない。
○設計士に頼んで条件を提示し平面図として敷地内へ落込んで行くにつれて、理想が遠ざかっていく!

そんな底なし沼のような渦の中に入り込んでしまう事も沢山あるのでしょう。
先日、エキスパート派遣事業で相談と指導を依頼され、思いました。

リフォームでも、新築でも、エキスパート事業のように時間を決めパッケージ化して取組むことは大切かも知れません。早速HPに”建築計画での留意点”という項目を作成してみました。これから経験と実績に裏づけされた技術力を有するデザイン事務所として様々な場面で、私達のノウハウが活かせるようにしていこうと思います。